『気づき』

  • 2019.04.08 Monday
  • 08:53

  県老施協 総務委員長 村上 忠明(特別養護老人ホーム永光荘施設長)

 

 一昨年から、介護福祉士養成校にインドネシアから留学している学生2名をアルバイトで受入れ、この4月に新卒採用となった。

 外国人のスタッフを採用するのにあたって一番の心配は利用者の反応であったが、好意を持って受入れてもらえた。

 どうしてなのか? 

  日常生活での会話に問題のないだけの日本語力を持ってはいるが、「きちんと聞き取ろう。」「しっかり伝えよう。」と真摯に利用者と向き合う。それと彼らの外連味のない笑顔。

  そう、コミュニケーションの基本を自然と行っている。このことが利用者にとっては、とてもうれしいことになっていた。

  やるべきことが多く余裕のなくなっている日本人スタッフ・・・いつの間にか忘れてしまっていた大切なことを彼が気づかせてくれている。

  文化的な違いもあるが、ともに積極的に交流をして互いに学び合ってきているのは、頼もしく見える。

  利用者も職員もみんな笑顔で過ごせる施設づくりの輪に、私も乗り遅れないようにしたい。

初心忘るべからず

  • 2019.03.01 Friday
  • 08:30

県老施協 老人デイサービス研究部会長 福田 哲郎(デイサービスセンターさとの花)

 

 先日、施設内での毎月恒例の研修会があった。テーマは「研究発表」。今年度1年間の各部署内での取り組みをまとめ発表する。私も発表者として参加した。今回で3回目の発表となるが、プレゼンのスキルはまだまだ未熟だと反省させられてしまう。

 特養の若い職員の発表の中でご利用者様の活気と笑顔を取り戻すという取り組みがあった。退院後活気がなくなってしまったご利用者様に以前のように元気になってもらいたい、との思いが良く伝わってくる内容だった。「職員の小さな努力はご利用者様の意欲を促し大きな生活の質の向上へとつながった」との結びがとても印象的だった。

 我々の仕事はまさにこの「小さな努力」の積み重ねであると思う。我々が努力した分ご利用者様が安心・満足を感じて生活ができ、我々が手を抜いた分のしわ寄せはご利用者様へ行く。ご利用者様が何を望んでいるかを考え、日々の観察の中からの「気付き」を大切にして介護に活かしていかなくてはならない。

 そんな当たり前のことが日々の業務の中で薄れていると感じることがある。人材不足による多忙な業務の中、果たしてご利用者様にしっかりと向き合うことができているのだろうか。「忙」という字は「心を亡くす」と教えを受けたことがある。自分が忙しいと感じているときは心のこもった介護ができていないということだ。どんなに忙しい中でも、真摯な態度でしっかりとご利用者様に向き合っていきたいと思う。

 当施設理事長の「その行動はご利用者様のためになっているか」という教えを時折思い出しながら日々の業務に就いている。

 

 常に初心を忘れずに、と気を引き締めることができた研修会であった。

自転車と私

  • 2019.02.01 Friday
  • 08:30

県老施協 事務研究部会長 阿久澤 武芳(特別養護老人ホームしんとう苑)

 

私は趣味で自転車に乗っています。きっかけは、何か新しい趣味を見つけたいなと思い、自転車に乗ったら楽しいかなという軽い気持ちで始めました。

 まず最初にクロスバイクというロードバイクとマウンテンバイクの中間のような存在の自転車を買い、ちょうど家の近くにサイクリングロードがあったのでそこを走るようになりました。これが乗ってみると今までに乗ったことのある自転車に比べグングンとスピードが出て、まるで自分が鳥にでもなったかのような感覚になりました。また当時はサイクリングロードが永遠に続いているように思え、「この道はどこまで続いているのだろう」という私の中の好奇心をくすぐり、どんどんペダルを回していったのを覚えています。しかし体力が持たず往復30キロ位でフラフラになりながら帰ってきました。

 だんだんクロスバイクに乗るのも慣れ、いつものようにサイクリングロードを走っていると私の横をものすごいスピードで追い抜いて行く人達がたくさんいました。そうです、ロードバイクです。形はクロスバイクとさほど変わらないのに、なぜあんなに早く走れるのだろうと不思議に思いました。そしてだんだんと自分ももっと早く走りたいと思うようになり、クロスバイクを買って1年もたたず、今度はロードバイクを買っていました。

 これでサイクリングロードを走っていた人達のようになれるぞとその時は喜んでいましたが、実際はそんなに甘くはありませんでした。まずあの独特の前かがみの体勢になって乗ることにより、体のいたるところが痛くなりました。次にサドルがとても小さく長く乗っているとお尻が割れるように痛くなり、まるで拷問のようでした。そして極めつけが、自分で思っていたよりスピードが全然出ない。もうこんなことなら辞めてしまおうかと思いました。でもせっかく高いお金を出して買ったのだからもう少し頑張ってみようと思い、色々工夫をしながら乗ることにしました。

 今では慣れたこともあり上記の問題は大分改善されましたが、私の中ではロードバイクという乗り物はまるで乗る人をふるいにかけて、その中で生き残った人達が乗れる特別な乗り物なのではとさえ思いました。そしてあそこで辞めなくてよかったです。なぜならロードバイクは私にたくさんの楽しい時間と思い出を与えてくれたからです。これからも長く付き合っていきたいと思わせてくれる幸せな趣味に、私は出会えたことに感謝します。

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