弥生 3月 「雛祭り」

  • 2020.03.01 Sunday
  • 08:30

県老施協 北毛ブロック長 町田 郁子(特別養護老人ホームサザン小川施設長)

 

 3月3日は「雛祭り」、どちらの施設にも雛人形が飾られたことと思います。

当施設でも、7段飾りの雛人形を飾りお年寄りや職員など笑顔が溢れ賑わうことが出来ました。篤志家の方に寄付して頂いた立派な雛人形です。近年は家族形態の変化で「段飾り」を飾る家が減ったようで、ご利用者様だけではなく面会者の方々等たくさんの人達に喜んで頂いております。

 雛祭りの由来は、中国の「上巳の節句」という「邪気払いの行事」が奈良時代に伝わり、平安貴族たちは「無病息災を祈願する行事」としていたそうです。また、平安中期に宮中や公家の家々で「ひいな」の遊びが盛んとなり、上巳の祓いと雛遊が結びつき、江戸時代には一般庶民にも広まり歴史を積んで現在に至ったとのことです。

 日本では、昨年12月に中国武漢で発生した新型コロナウイルス(COVID−19)の感染者が1月14日に確認されてから次々に増え続けていきます。特にクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」のニュースは私たちを震撼させることになりました。

 2月に入り、関係機関から新型コロナに関する通知文が送付され、日々の対応に苦慮することになりました。

 インフルエンザの時期に入り、施設の感染症対策委員会で面会制限等の話合いが行われました。「入居者の重度化」と「看取りの取組」で意見が分かれることもありましたが、施設の結論は当り前のことですが「ご利用者様とご家族との悔いのない終末」を大切にすること、職員の健康管理とマニュアルに基づいた予防対策という基本を遵守することとし注意事項は設けるものの、大きな制限は行わないことにしました。

 では「新型コロナウイルス対策」で私たちができることは何なのか?日々拡散している状態です。

 2020東京オリンピック開催と大事なイベントも控えています。

  「雛祭り」が「邪気払い」となり、終息するように願うばかりです。

 

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