「ボギー」

  • 2018.05.01 Tuesday
  • 08:30

県老施協 副会長 古谷 忠之(特別養護老人ホームユートピア広沢)

 

「ボギー」。ユートピア広沢の看板犬。ちょっと大きめのトイプードルです。

毎日、玄関にある椅子に座り、デイサービスのご利用者を出迎えます。皆さんに「かわいいね〜」と声をかけられながら、いいこいいことなでなでしてもらい、目がとろ〜んとなっています。犬が嫌いというご利用者もいらっしゃいますので、「ボギー」の隣には、「ボギーのお父さん」といわれている、元の飼い主であるケアハウスのご利用者が付き添っています。

お父さんにとっても毎日の仕事で、「今日は寒いですね」「暑いですね」と声をかけ、皆さんと話しをするのが日課であり、楽しみのようです。

またある日、「ボギー」とかわいい男の子の声。ご入居者のひ孫さんです。ひいおばあちゃんに会いに来るというより「ボギー」に会いたくて、おばあちゃんについてユートピア広沢に来てくれます。「ボギー」も声を聞くだけで、玄関に走って出て行きます。その訳は、いつもおやつを持って来てくれるからです。「おすわり」「お手」と言いながらおやつをくれます。

「ボギー」目当てに、おじいさん、おばあさんに会いに来てくれる小さなお子さんがいて、週末でも忙しい「ボギー」です。動物の力はすごいです。

楽しいユートピア広沢になれば良いなと思います。

「ありがとうの木」

  • 2018.03.01 Thursday
  • 08:30

県老施協 副会長 信澤 真由美(特別養護老人ホーム川場春光園)

 

普段、何気ない会話であっても、相手から「ありがとう」と言われると嬉しく、自分からも「ありがとう」と伝えると、とてもあたたかな気持ちになれます。

「ありがとう」の語源は漢字で書くと「有り難し」で、見てのとおり「有るのは難しい」=「めったにない」という意味になります。めったにないすばらしいことだと感謝したのがルーツとされています。

この「ありがとう」という言葉は、たった5文字で感謝を伝えるごく当たり前の言葉なのですが、不思議な力があるように感じます。「ありがとう」という言葉ひとつで、コミュニケーションも双方向になる、まさに“魔法の言葉”なのです。

当法人では「“ありがとう”を大切に」を理念に掲げて、ご利用者様から「ありがとう」と仰っていただけるように、また、スタッフ間でもともに学び成長し「ありがとう」と言い合えるグループを目指しています。この理念に適うよう、「ありがとうの木」という取り組みをはじめました。

これは、スタッフ全員が葉に見立てた用紙に自分の「ありがとう」という気持ちを文字に描いて、その1枚1枚をひとつの大きな木の絵に貼り付け、1日の仕事の初めにその文字を見ることにより、「ありがとう」の大切さを意識することとしたものです。

その描かれた葉には、どれひとつとして同じものはなく、個性豊かな「ありがとう」で木が生い茂りました。このように、「ありがとう」の言葉に込められる思いは人それぞれですが、「有るのは難しい」=「めったにない」瞬間の、そのひとつひとつの思いに寄り添って応えていくことこそが、「“ありがとう”を大切にする」ということなのだと思います。

私たちの介護福祉の現場には、たくさんの「ありがとう」が存在します。

今日も、どんな「ありがとう」が聴こえてくるのでしょう。そう考えると今日1日が、とても楽しくなってきませんか。

 

1年はじまり

  • 2018.02.01 Thursday
  • 08:30

県老施協 栄養調理研究部会長  伊藤亜希子(特別養護老人ホーム春日園)

 

2月3日は節分です。

節分は字の通り季節の分け目という事で、本来は1年に4回ある事になります。(春夏秋冬)

一般に広まっているのが、季節が始まる立春2月3日頃とされています。

 

豆まき

小さい頃より鬼のお面をかぶったお父さんに豆をぶつけてきました。

さて?

なぜ鬼?

なぜ豆?

考えてみれば当たり前に行ってきた風習ですが、、、謎が多い・・・

鬼は悪しき物の象徴であり、季節の分け目には鬼門(鬼の通り道)より邪気が入り込むとされていた。

豆は“魔目=魔の目”に豆を投げつけ“魔滅=魔を滅する”という、、、ダジャレの様な理由と知り苦笑。

年の数だけ豆を食べると1年病気にならずに健康でいられる。

子供の頃はおじいちゃん、おばあちゃんに数を数えて渡していたものです。

70、71、72、73…はい。おじちゃんとおばちゃんの分。

今思えば、祖父母は苦虫を潰した様な表情を浮かべ、かろうじて口角だけを上げて見せていた。

高齢者に70粒超えはしんどい・・・子供ながらに天使の微笑みで拷問の様な仕打ちをしていたのかと、、、胸が痛むと共にノスタルジックな気持ちとで、複雑な思いがよぎった。

 

恵方巻き

家族総出でその年の恵方を向いて願い事を思い浮かべ無言で太巻きを丸かじり・・・

これもまた何ともシュールな風習です。

恵方?

なぜ無言?

なぜ太巻き丸かじり?

恵方とは福徳を司る歳徳神(としとくじん)が居る方角・・・

2018年の恵方は南南東・・・意外と細かな位置情報である。

その神のいる方へ向かい

願い事を心に唱えつつ、福を巻き込む太巻きを、運を切らない丸かぶり!!

中々な太さの巻き寿司に苦戦し食べる事に夢中になると願い事は疎かになり、、、

願い事の復唱にかまけていると太巻きを詰まらせる、、、

福の神への依頼は困難を極める。

 

 

とにもかくにも・・・

節分の起源は諸説あるが、古くは室町時代からとされている。

邪気の到来を知り魔を滅する豆まきで、家内安全・無病息災を祈り。

神の方角へ願いと共に食べる太巻きで、千福万来・商売繁盛を祈る。

いつの時代も家族の健康と繁栄を願い、1年の無事を祈る。

日本人は言葉と行動に意味を持ち、その意味を重んじる。

行動には意味があり、古来より続いている習わしは伝統であり独特の和を生む。

風習の中に潜む由来や意図を知り、日本人の和の風習にあらためて目を向けてみると大切な事が織り込まれている事に気付く。

 

鬼の角とパンツ

余談ではあるが、、、鬼のパンツはいいパンツ〜♪ 強いぞ〜♪

こんな歌を幼少期に歌った記憶がある。

そのパンツ、、、なぜ寅柄??

いまでこそトラ柄ヒョウ柄はお洒落アイテムとして定評があるが、流行の先取りにしては早過ぎる・・

角を生やし寅柄のパンツを履く・・・強さの象徴でも無さそうなこの風貌にはちゃんと意味があった。
 

それは“鬼門”

鬼の出入りする所とされる方角は 北東

北東は十二支にあてはめると“丑”“寅”(うしとら)の方角となる

丑・・・うし?

寅・・・とら?

という事で、“うし”の角を持ち、“とら”のパンツを履いているのが鬼スタイルとなったそうな。。。

 

そんなこんなで、節分に関する予備知識を得た所で、

 

1年のはじまりを・・・声高らかに“鬼は外”“福は内”

 

古き良き時代へ思いを馳せ、この風習を今年も行い、1年のスタートとしていきましょう。